P902iでSD-Audio、SD-Video、Bluetoothを徹底活用

ワイヤレスイヤホン/ワイヤレスヘッドホン - P902iでBluetoothを徹底活用

「Bluetoothとのリンクが切れました」にへこたれるな!Bluetoothヘッドセット「Pulsar 590A」を接続せよ

P902iで使えるBluetooth対応ヘッドセットがいろいろあるのですが、「ぶらさげたりクリップで留めるタイプはダメ。耳だけに装着するタイプ!」というワタシのニーズに合致する製品は今のところ(2006年3月1日現在)、日本プラントロニクスの「Pulsar 590A」しかなかったので衝動買いしてしまいました。ヨドバシカメラの店舗「マルチメディアAkiba」で19,800円でした。Pulsar 590AはAmazon.co.jpだともうちょいだけ安い値段ですね。いやー、高い高い。しばらくカップ麺生活を余儀なくされております。

しかしながら、ヘッドセット自体はしっかりした作りで、付属品もACアダプター、USB充電ケーブル、ヘッドセット充電置き台、Bluetooth非対応オーディオ機器用のBluetoothアダプターなど盛りだくさん。高いながらもある意味価格相応ではないかと思います。

Pulsar 590A
[写真1] これがPulsar 590Aのヘッドセット。しっかりした作りになっています。このほか、ACアダプター、USB充電ケーブル、ヘッドセット充電置き台、Bluetooth非対応オーディオ機器用のBluetoothアダプター、ヘッドセット収納ケースが付属しています。
Pulsar 590Aセット内容のイラスト
[写真2] マニュアルにある付属品一覧のイラストです。これまでかっ!ってほどにいろいろ付属していることがよくわかりますよね。
「受話器」ボタンを押しながら電源スイッチを「●」に合わせてオン
[写真3] まずこのヘッドセットとP902iを「ペアリング」する必要があります。Bluetoothは無線なので、ケーブルをつなぐかわりに、明示的に「この2つをつなぐ」という設定作業が必要になり、このことをペアリングというのです。そこでまず、ヘッドセットの「受話器」ボタンを押しながら電源スイッチを「●」(オン)の位置に合わせます。すると、「受話器」ボタン側のリングが赤と青で交互に点滅が始まり、ペアリング待機モードになります。
「メニュー」ボタンを3回押して「Bluetooth」アイコンの画面に
[写真4] 続いてP902i側のペアリング準備です。「メニュー」ボタンを3回連続して押して、画面中央に「Bluetooth」のアイコンが見える画面にします。そして「Bluetooth」アイコンを選択すると……(→写真5)
Bluetooth メニュー → 接続機器リスト
[写真5] Bluetoothのメニューが表示されます。1番目の「接続機器リスト」を選択します。
接続機器リスト → サーチ
[写真6] 接続機器リストの画面になりました。でも、まだBluetooth機器がなにも登録されてません。そして「メール」キーで「サーチ」機能を実行します。
サーチ 機器検索中
[写真7] さきほどヘッドセットをペアリング待機モードにしたので、サーチを実行すると「1件検索」のようにP902iが発見します。
接続機器リスト → 590Plantoronics
[写真8] サーチの処理が終わると接続機器リストの画面に戻り、「590Plantoronics」という項目が現れれます。これを選択すると……(→写真9)
機器登録 未登録機器です 登録しますか?
[写真9] 「機器登録 未登録機器です 登録しますか?」というサブ画面が表示されます。「YES」を選択しましょう。
端末暗証番号は?
[写真10] 端末暗証番号の入力が求められます。シークレットモードとかで使うあの暗証番号です。もし、何も暗証番号をP902iに設定した記憶がなければ「0000」になるかと思います。
Bluetoothパスキー
[写真11] 「Bluetoothパスキー」の入力が求められます。このパスキーは、勝手に他人のBluetooth機器を登録できないようにさせるための儀式のようなものです。「決定」ボタンを押すと……(→写真12)
Bluetoothパスキー入力画面
[写真12] Bluetoothパスキーを入力する画面になります。Pulsar 590Aのヘッドセットを認識するためのパスキーは「0000」(ゼロ4つ)なので、それを入力します。
Bluetoothパスキー
[写真13] 「Bluetoothパスキー」の入力欄に「0000」が入った状態になります。そして「確定」ボタンを選択して「決定」ボタンを押します。
590Plantoronics機器登録完了しました
[写真14] P902iにヘッドセットが完全に認識され、登録されたことを示す画面が表示されます。これはいわば、ケーブルでP902iとヘッドセットをつないだような状態になった感じです。
590Plantoronics → オーディオ
[写真15] これだけではまだヘッドセットを利用できる状態にはなってません。具体的にヘッドセットをどの用途で使うかを指示しなければなりません。ここでは、P902iのSDオーディオ再生機能を使って曲を聴きたいので「オーディオ」のサービスを使えるようにしてみましょう。ちなみに、P902iが「オーディオ」と呼んでいるものは、技術的に言うと「A2DP」(ステレオ音声伝送)プロファイルと「AVRCP」(音声・ビデオのリモート制御)プロファイルによる接続のことを指しています。
590Plantoronicsと接続しました
[写真16] この画面がP902iに表示されたらSDオーディオやiモーション(動画)の音声がヘッドセット経由で聞ける準備が整っています。
プレイリスト一覧
[写真17] それではSDオーディオのメニューを開いて音楽をヘッドセットで聴いてみましょう。「SDオーディオ」でプレイリスト一覧などを表示するところまでは、普通のイヤホンやヘッドホンで聴くのと変わりません。
Bluetooth機器への出力を開始しますか?
[写真18] Bluetoothの設定で「オーディオ」を有効にしておくと、曲の再生直前に一度だけこのサブ画面が表示されます。「YES」を選択しましょう。
音楽再生中
[写真19] この写真ではまったくわかりませんが、BluetoothヘッドセットでSD-Audioの音楽が再生されます。一度、P902i+Bluetoothヘッドセットで“ケーブルなし”を体験してしまうと、もうこれまでのようなリモコンをぶら下げてのMDプレーヤーなんて使う気になれません。とっても快適ですよ。ボリュームの調整や、次の曲へのスキップもヘッドセット上のボタンでできちゃいますからね。
マニュアルのコントロールキー解説
[写真20] 次の曲や前の曲へのスキップやボリュームの調整、曲の一時停止はヘッドセット右側のコントロール部で操作します。上に挙げたマニュアルの右上あたりに詳細が書いてありますが、SDオーディオ再生関連の機能はバッチリすべて使えます。もちろんヘッドセットですので、通話に関する操作もできます。通話に関しては後述する予定です。

Bluetoothヘッドセットを利用してワイヤレスで音楽を聴けるようになると何が便利かって、会社に出社するとき。ワタシの会社は入館ICカードをぶら下げてないといけません。オフィスビルに入るときに入館ICカードを入れたストラップを首にかけるのですが、これがケーブルありのヘッドホンだと、ヘッドホンのケーブルとストラップがからまってしまうんです。しかしです。Bluetoothヘッドセットのおかげでこんな問題がスッキリ解決! 文章で書く分にはいまいち実感が沸かないかもしれませんが、みなさんもBluetoothヘッドセットの便利さをぜひ体験して欲しい!と伝えたいほどの快感ですよ。

音楽がヘッドセットで聴いていても、電話の着信時にP902iを取り出すのではちょっとマヌケ。そこで、ちゃんと着信した電話をヘッドセットで話せるようにする設定もしておきましょう。ペアリングの作業は終わっているので設定は面倒ではありません。

「メニュー」ボタンを3回押して「Bluetooth」アイコンの画面に
[写真21] 最初にPulsar 590Aをペアリングしたときと同様に、Bluetoothの設定画面を呼び出します。まず「メニュー」ボタンを3回押してこの画面にします。そして「Bluetooth」アイコンを選択すると……(→写真22)
Bluetoothメニュー→「接続機器リスト」を選択
[写真22] Bluetoothのメニューが表示されます。はじめから選択状態になっている「接続機器リスト」を選びます。
接続機器リスト メニュー
[写真23] 接続機器リストのメニューが表示されます。Pulsar 590Aは「590Plantronics」という名称で表示されてますね。これを選択します。ちなみに、その文字の下にはよくわからない英語の略称が入ったアイコンがならんでいますが、「A2DP」だけ青枠になってますよね。この青枠は「1回でもこの機能を使いました」ということを意味しています。つまりP902iが「オーディオ」と呼ぶ「A2DP」(ステレオ音声伝送)プロファイルを使ったことがありますよ、という意味なわけです。
590Plantronics メニュー
[写真24] 590Plantronicsのメニューが表示されます。ヘッドセットで通話ができるようにするには「ヘッドセット」か「ハンズフリー」のどちらを選んでもいいのですが、ここではハンズフリーを選ぶこととにします。ちなみに「ヘッドセット」は単純なヘッドセットを想定したもので、「ハンズフリー」はカーナビーなどとの接続を想定したものです。でも、機能的にはそんなに違いはなく、どちらかというとハンズフリーのほうができることが多そうなのでワタシは「ハンズフリー」を選んでいます。
590Plantronicsと接続しました
[写真25] 「590Plantronicsと接続しました」という表示が出れば接続は成功です。もし接続に失敗するようだったらPulsar 590Aの電源がちゃんと入っているかを確認しましょう。
接続機器リスト メニュー
[写真26] ハンズフリーの接続が成功した後に接続機器リストのメニューを見ると「HFP」アイコンが緑色になってます。これでハンドセットで通話が可能になりました。それにしてもこのアイコンの並び、わかりにくいですね…。左から「DUN」(=パソコンによるネット接続用)、「HFP」(=ハンズフリー)、「HSP」(=ヘッドセット)、「A2DP」(=ステレオ音声伝送)、「OPP」(=カーナビ向けの電話帳送信機能)を意味してます。とくに「HFP」ち「HSP」の順番が写真24のメニューと逆になっているのがキモチワルイです。もっとわかりやすいアイコン表示にできなかったものでしょうかねぇ。

これで電話がかかってくるとヘッドセットから着メロが聞こえ、ヘッドセットにある「受話器」ボタンを押すと着信できます。ちなみに待ち受け状態のときに「受話器」ボタンをダブルクリックの要領で2回押すと、リダイヤル発信ができます。Pulsar 590Aのマニュアルによるとボイスダイヤル発信もできる、と書いてあるのですが、ワタシはうまいこと成功できていません。Pulsar 590Aでボイスダイヤル発信する方法をご存知の方で親切な方がいらっしゃったら、作者までメールをください。

音楽をワイヤレスで聴けて、電話がかかってきてもそのまま通話ができるBluetoothヘッドセット。もう体験するともはやMDプレーヤーを持ち歩いたり、電話の着信で携帯電話を取り出すのが面倒になります。ただ、絶賛するだけではなんなので、Pulsar 590Aの弱点も少々挙げておきましょう。

前者の音質ですが、人によっては気にならないレベルでしょう。ちなみに、ヘッドセットの耳を当てる部分を少し後ろ目にしてみたら多少高音の響きが改善されました。……もしかするとワタシの頭ってデカイので、ヘッドセットの形が頭に合ってないだけかもしれませんけれど。

後者の「再設定が必要」については、Pulsar 590Aの説明書に追加で挟まれた黄色の用紙にある注意書き通りなんですが、メールをひんぱんにやり取りする人なら少々問題かもしれません。

SDオーディオ Bluetoothとのリンクが切れました
[写真27] 音声着信でSDオーディオの音楽が中断するのは止むを得ない気もしますが、メールを受信するとこのような画面が表示されてしまいます。再度、P902iのBluetooth設定で「オーディオ」を有効にしないといけません。

ただ、私の場合は「おっとメールが来たか!」と意識できるので、ポジティブにこの問題(仕様?)を使いこなしています。メールを受信してBluetoothの通信が切れたら、「メニュー」×3、「選択」、「↑」、「選択」、「選択」、「選択」、「↓↓」、「選択」、「メニュー」、「選択」、「6」…などという恐ろしく長いステップを“ほぼ一瞬”(ウソこけ)でこなすという“苦行”をマスターしちゃいました。

この後者の問題は「P902i専用」と銘打っていないBluetoothヘッドセットにありがちのようです。P902i側のBluetoothプロトコルスタックに柔軟性がないのか、はたまた、音楽再生とメール受信とBluetooth通信の同時処理にプロセッサーが追いつけないのかが原因ではないかと、ワタシは推測しとります。今後のP902iのアップデートで解消するといいなぁ。

でも、この問題を回避する方法があります。それは「メール設定」を変更することです。変更するとメールの着信を確認するにはP902i本体のディスプレイを確認する必要がありますが、Bluetoothの通信が切れることはなくなります。その設定方法をご紹介しましょう。

メール 2ページ目 → メール設定
[写真28] 「メール」ボタンを押してメールの画面を表示して、2ページ目に進みます。この2ページ目にある「メール設定」を選択します
メール設定 → 受信表示設定
[写真29] メール設定の一覧が表示されます。8番目にある「受信表示設定」を選びましょう。
受信表示設定 → 操作優先
[写真30] 受信表示設定を選ぶ画面になります。初期設定では「通知優先」になっているので、これを「操作優先」に変更します。これで設定完了です。

「メッセージR」や「メッセージF」をよく受信する人は、それでもBluetoothの通信が切れてしまいます。「iモード設定」も変更しておくとよいでしょう。

iモードキー → iモードメニュー
[写真31] 「iモード」キーを押して「iモードメニュー」を表示します。2ページ目にある「iモード設定」を選択しましょう。
iモード設定 → メッセージ自動表示設定
[写真32] iモード設定の一覧が表示されます。5番目にある「メッセージ自動表示設定」を選びます。
メッセージ自動表示設定 → 自動表示しない
[写真33] メッセージ自動表示設定を選ぶ画面が表示されます。たくさん項目がありますが、一番最後の「自動表示しない」を選択すればOKです。

「うわ、ここまで読んじゃったらPulsar 590Aが欲しくなっちゃったよ」というアナタ。思い立ったら吉日です。ワタシのようにPulsar 590Aを衝動買いしちゃいましょーよ!

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